月食と最近の私

今日は月食=lunar eclipse。学校を終えてスーパーで買い物をしてからトラムに乗り帰宅。トラムを降り道を渡るために左側に振り向くと、そこに大きな丸い月が横たわっていた。あまりに美しくて驚いた。道を渡ってから少し見つめてから、今まで話していた友人はこの月を見ただろうかと電話をすると「あー今日はlunar eclipseだからね。まだ見てないからcheckするよ。」と。家に帰ってから料理をしてると、シェアメイトが「nekosiro月みた?」と聴いてきた。「うん見たよ〜すごく大きくて綺麗でビックリしたよ〜」と話すと、彼女もまた「今日はlunar eclipseだからね〜」と色々話してくれた。「ところで何時に月は全く消えるのか知ってる?」と聴くと、「あと15分くらい。で、1時間後にまた戻ってくると思うよ」とのこと。料理を続けていると、そろそろ月が消える時間だと彼女が娘たちを連れて裏庭にでてワーワー騒いでいるので、私も思わず跡を追う。5歳のRudyは月が低い所にあるので見えないらしくLizzliに抱きかかえられ、彼女自身もビールケースの上に登っていた。Loxyの姿が見えないと思いきや、洗濯物干しの上に登って空を仰いでいた。私も一生懸命背伸びするが見えず。「nekosiro!!もう一つケースがそこにあるから、その上に登りな!!」と彼女が指さす。登ってみると空が青白く光っていて、月は既に見えず雲が少し見えるだけだった。しばらく4人で見ていたが、彼女が「あとは全く消えて次に月が出てくるまでは何もおこらないから、このまま見ていても退屈なだけだから、ちょっと休憩」と。Roxyが「何時に月が戻ってくるの?」と聞く。彼女が大体の時間を告げると「じゃあ20分ごとに月を観察するから、20分ごとに呼んでね!」と言ってテレビの前に戻っていった。しばらくして外に出てみると、空は全く光が亡く真っ暗になっていた。Lizzliが「nekosiroは月食を見たことある?月食ってcoolだよね〜」と聴くので、日本であるよと話すと、彼女はインドでビーチで音楽のパーティーに参加していた時に見たという。なんてcoolなんだ!!!


さて、最近の私は…なかなか忙しく生活をしている。学校で勉強することが本当に楽しく、家に帰ってからや、早めに学校に行って図書館でなど1日2〜3時間勉強をしている。それでも時間が足りないと思う。学校が1日4〜5時間だから、1日の大半を勉強して過ごしていることになる。だからといってペラペラに英語が話せるわけではないので誤解しないで欲しいのだが(笑)


先日、友人がマネージャーをしているバーを手伝った。クローク係だったのだが、その土曜日は沢山のパーティーがあり、バーは大忙し。若いドレスを着た女の子たちがぞろぞろと入ってきた。一人の女の子がタスキをしていて、そこに何か書かれていてピカピカとライトが光っている。私が「バースディーパーティー?」と聴くと、一人の女の子が「この子がもうすぐ結婚するの!!」と嬉しそうに話してくれた。同僚が「これはHens Partyと言って、結婚する前に女の子は女の子だけで、男の子は男の子だけでパーティーをするの。」と話してくれた。ああ、そう言えばセントキルダのフェスティバルの時に見かけてNickが説明してくれたっけと思い出す。Hensは雌鳥の意味。なんとこの日は4つもHens Partyがあった。同じ様なタスキをした女の子が4人もいて、見ていてとても面白かった。沢山の女の子とたちがデビルのヘアバンドと手にデビルのヤリのようなものを持っていたので、どうして彼女たちはそうしているのかと同僚に聴くと、ようはこのパーティーの意味は結婚前に結婚したらできなくなる遊びを最後にみんなで楽しもう!という意味があるらしい(笑)男の子たちはストリップなどにみんなで繰り出すグループもあると話してくれた。面白い文化だなぁと思う。


今週の土曜日、9月1日は私の29歳の誕生日だ。バースディパーティーを家で行うべく、この間準備を進めてきた。と言っても、誰を呼ぶか考えて招待をしたり、食事を何を作るか考えたりしているだけなのだが。私もオーストラリアの友人たちにならって家で行うことにした。今のところ20人弱の友人が来ることになっている。小さな家なのでどうなるか心配だが、とても楽しみでしょうがない。5時からスタートの予定で、それまでは、朝からビクトリアマーケットに買い出しに行き、大量の日本食を作る予定。音楽は何をかけようかとか、裏庭に荘子にあるテーブルと椅子を出そうとか色々想像が広がる。
この間クラスでや友人と年齢について話す機会が多く、もうすぐ29歳になるからエキサイティングしてるんだ〜と話すと、大抵驚かれる。まずは年齢のこと。みんな私がもっと若いと思っていたので驚く。そして私が歳をとることを喜んでいることにまた驚く。どうして嬉しいの?私は歳をとりたくないよ〜今で止まりたいと20代前半の子たちに聴かれるので、「いや〜だって、1年ずつ色々な経験ができて、一回り自分の人間性が大きくなるんだよ。もっと魅力的な自分になれるなんて考えただけで楽しそうじゃない?」と話すと、みんなフーンと色々考え出すが信じられないという顔。「例えば22歳の時に考えられなかったこと、答えが出なかったことが、今になって深く考えることが出来たり、答えが出ることが沢山あるんだよね。それは自分が沢山の新しい経験を積んで来たからだと思うんだ。」と話すと、みんな納得するが、それでも女の子たちは歳はとりたくないな〜と言う。中には「そうか!私もそう考えるよ!!ありがとうnekosiro」という子たちもいる。中には、こんな人に始めて会ったよ!感動した、ありがとう。と言う子もいる(笑)「28歳は楽しいよ〜だから、歳をとることを恐れないでね」と私よりも若い子たちに語るnekosiroであった。