渡豪一年

昨年10月31日にオーストラリア、メルボルンの地に降り立って、早一年が過ぎた。なんという時間の早さだろうか。本当にあっという間の一年だった。しかし一方で一年前が遠い昔のようにも思えるから不思議だ。これはこの一年が本当に中身の濃いものだったからそう感じるのだろう。


この一年は私の体が健康に向かう大事な時間だった。様々な国の友人に巡り合い、今まで知ることのなかった文化や価値観に触れる大事な機会にも恵まれた。このことは私の世界観、人間観を大きく広げてくれたし、自分の新しい可能性にも出会えた気がする。自分の中の新しい変化と同時に自分が何者であるかを改めて認識する機会にも恵まれた。言葉の壁はとても大きかったし、今でも苦労が絶えない。自分を表現しきれないもどかしさにいつも悩まされているが、自分の人間性はきちんと付き合っていけば理解してもらえるものだとも分かった。また、どこの地にいようとも自分の根幹にある悩みや思考回路は同じなんだなぁとも常々気づく。大事にしていきたいもの、乗り越えていきたいもの色々あるが、人生長いから、焦らずに自分を積み重ねて生きたい。私は「今」を大事に生きていきたい。


この一年を支えてくれた家族と友人に心から感謝をしたい。



写真はペルー人の友人の誕生日パーティーでペルー料理を手にする私たち。ちなみにスリランカ人と台湾の彼。