友人のバースディパーティー2

皆様、お久しぶり。なんだか最近時間が過ぎるのがあっという間で、なかなかブログを書けずにいた。私の学校は新しい生徒が沢山入学してきて、新しい国の友人ができ、学校生活はとても充実している。今週の月曜日には中東から50人の新しい生徒が入ってきた。文化の違いがとても面白い。それについては次回書くことにしよう。
今回は前回の続きでバースディーパティー編。1ヶ月ほど前の話になるが、まぁいいか。


前回のブログで写真を撮るときのポーズが面白いと書いたが、よくよく考えてみると、これはオーストラリアだからではなくて、彼らが一様に音楽好き、特にノイズ系の音楽が好きというところから来ていることに気がついた。写真を撮っているこの瞬間もセレクトされた音楽が大音量で流れていたのだ。音楽を夜中まで大音量で流すことはこちらでは結構見られる。私の友人たちはもちろんだが、道を歩いているといろいろな音楽が聞こえてくることもしばしば。「日本だったら苦情物だよー」と言ったら友人が笑っていた。「ここはオーストラリアだから」と。

みんなで話していると必ず「タイ人?」とたいてい聞かれる(笑)日本人だと言うと、みんな驚くが、大抵日本語をいくつか知っていて話したがる。これはとてもラッキーだと思う。もちろんこちらからコミュニュケーションをはかるが、ほとんどの人が日本と言うことで共通の話題で話しかけてくることが多い。それがきっかけになって話がはずむことも多い。この日は「日本人像」についてみんなが言いたい放題だった。「なんで日本人は話しかけても答えてくれないんだ?!」「なんで日本人はそんなに恥ずかしがり屋なの?」という趣旨の問いが非常に多かった。この問いには、一人一人の日本人個人の問題ではなくて、日本社会がかかえる大きな問題なんだよ、と大きな視点で答えておいた。日本の教育制度に問題があってね、間違えることは非常にいけないことで、恥ずかしいことなんだ。だから英語を話すときにもミスを恐れて話せなくなっちゃうんだよ。あと、自分の考えを主張することが必ずしも良いことと見られない風潮もあるんだ。特に競争教育の中ではね。などと話しておいた。これは、メルボルンで学校に通っている中で強烈に感じることなのだ。みんな、そうなんだー日本人って大変だね…、英語なんて、うちらも間違ってるから気にしないで話したほうがいいよ、などと色々感想を言っていた。


この二人にはいたく気に入られ(笑)、3人で盛り上がった。私の英語を直してくれたり、旅行について話したり、友人関係について語ったりした。

バルコニーで熱唱しだすKim。自分のお気に入りの曲が次々とかかるので、風邪気味で声がかすれているにもかかわらず、歌い続ける。「今日は私の誕生日だから誰も止めないね」と笑いながら歌っていた。バルコニーに入ってきたNickが神様みたいに写っているのにみんな大爆笑。nekosiro撮影。

美味しいチーズとパンが2階に運ばれる。バルコニーにいるみんなにサーブすると「なんでnekosiroはそんなに気が利くんだ!!」と大好評。基本的にサービス精神旺盛な私にとっては、ごく自然な行動だったのだが、みんなが自分のしたいことをすると言うこちらのスタイルの中では珍しいのかもしれない。このようなパーティーのドリンクの基本はBYOと言って(Bring Your Ownの略)自分の飲み物は自分で持ってくるのが基本だ。これも慣れないと不思議な感覚だ。大抵みんな数人でワインボトルを買ってきてシェアしたりしている。

この日はかなり写真を沢山撮ったのだが、その多くがピンボケしていたり、頭半分しか写っていなかったりした。なぜかと言うと、彼らはカメラのレンズをきちんと人々に向けると言うことをしないのだ。適当にむけて適当に押す。だから、みんなの向いている方向もまちまちだったりする。それが面白かったりもするのだが。一番面白い撮り方が、机の上に上って(靴のまま!!)カメラを手に頭の上に掲げ、みんなのことを上から撮るのだ。もちろんきちんとレンズがみんなのほうを向いているかどうかなど気にしない。典型的な例がこれ。

私の下にも数人いるのだが写っていない。しかしこれはまだ数人の顔が入っているからいいほうだ。時には頭のてっぺんしか写っていないのもある。

私が撮る写真はやはりきちんと真ん中に納まっている(笑)

カメラマンを交代して、「みんな目をつぶれ」という指示だったのに、なぜかNickが飛び出してこんな写真になった。

パーティーは夜中の2時まで続き12時間の濃いものとなった。沢山の友人に囲まれたKimはとても幸せそうだった。バースディーパーティーは人柄が表れるなーと非常に感じた。彼女の新しい1年が充実した素晴らしいものになることを祈る。


自分のバースディーはどんなふうに過ごそうかなぁと妄想が広がる今日この頃。きっとあっという間に1ヶ月半がすぎ誕生日がめぐってくるのだろう。
ちなみに、皆様、私の誕生日は9月1日!!盛大に祝ってくれてかまいませんよ!!あ、でも勝手に私の知らないところで日本で祝うって言うんじゃなくてね(笑)それでは素敵な初夏を!!