友人のバースディパーティー

先日、友人のKimからバースディパーティをやるから遊びに来てとお誘いがあった。日曜日、よく晴れ渡ったすばらしい日だった。2時に彼女の家に集合で、バーベキューパーティーだという。なんともオーストラリアらしい形式だ。オーストラリア人はバーベキューが大好き。私は魚と飲み物とプレゼントを持参して向かう。KimはChristianのシェアメイト。私が家に着いたときには既に裏庭のテーブルに6〜7人がワインを飲みながら話していた。バーベキューの大きな鉄板には玉ねぎだけがいためられていた。そこからカンガルーやらビーフやらが焼かれていく。私がカンガルーを食べていたら、Nickが「何でnekosiroは肉を食べてるんだ!!」といやな顔をしていた。彼はベジタリアンなのだ。シーフードは食べるが肉は食べない。笑いながら「味見する?」と肉を差し出すと「Noー!!」と叫んでいた。Kimがマッシュルームの内側にバターとローズマリー、塩コショウを混ぜたものを詰めて鉄板で焼き、みんなに差し出した。みんな興味津々。これ何?といいながら次々と手が伸びる。バターは溶け、なんとも言いがたい不思議な、しかしとても美味しいものだった。Nickが冷蔵庫から取り出してきたのは大量の大きな海老。ビクトリアマーケットで仕入れてきたとのこと。焼いた海老を大きなボールに入れて塩とレモンをかけドンとテーブルに置かれる。そしてKimが大きなお鍋にお湯を入れて持ってきた。何に使うのかと思いきや、殻をむいた手を洗うものだった。さすが慣れている。私は海老は大好きだが、皮をむくのが面倒くさいので、皮付きの海老は避けて生きてきた。(どれだけ面倒くさがりや何だ…)トライしてみるものの、なかなかむけない。Luckは私が1尾むく間に3尾むいてムシャムシャト食べている。しかもとても綺麗。むき方を教えてもらうと、私も上手くむけるようになり、美味しくいただいた。いろいろみんなで話しているうちに、ふと気づくとChristianとNickがいない。お酒でも買いに行ったのかなと思っていると、しばらくしてChristianが一人戻ってきた。どこ行ってたの?と聞くと「Fireを作っていた」というので「ファイヤー???どこで?」と聞くと「2階で」という。私は2階が火事なわけないし、2階で焚き火するわけもないし、まったく理解できなかった。グチャグチャ言っている私を見て彼が「nekosiro、上に行って見ておいで。今NickがFireを見てるから」という。私はきっと火事の映画でも観ているんだと勝手に理解し上に上がった。すると…Fireの正体はこれだった!!!

                  

そう、暖炉の火のことだったのだ。彼らの家は古いので暖炉が各部屋にある。そしてまだ使っている。
夕方になりケーキに火がともされ、歌が歌われ、吹き消され、ナイフが入り、皆で2階の暖炉の部屋へ移動した。私が感動しながら暖炉の写真を撮ろうとしているとChristianがみんなに「nekosiroがFireを火事と勘違いしていた」と笑いながら話し出した。「じゃあ火事のことは日本語ではなんと言うの?」と聞かれ「ファイヤーだよ。逆に英語で火事のことはなんと言うの?」と聞くと「うーんEmergency Fireかな」と。
私がカメラを持っているのを見て(私のカメラではないが)すかさずポーズを取り出す友人たち(笑)ポーズが日本人とは違うなーと思いつつパシャリ。

 

誕生日のKimと一緒に。彼女は私と同じ歳。