一年間を振り返ってみよう…

早い物で本日は大晦日…と言っても何だか夏のさなか「今日が大晦日、一年の終わり」と言われても、どうしてもぴんと来ないのだった。
しかし、まぁ、せっかくだから一年を振り返ろうと思う。時間もあることだし。本日早朝にシドニーからバスで戻ってきたため疲れはピーク。夜の花火やパーティーはパスして、ひっそりと新年を迎えぐっすり寝ようと計画中。


今年は新しいことを始めた年であった。
ジムに通い始め、英語を勉強し始めた。そう、オーストラリアに行くことを決めたのも今年だ。そして、町会の班長も順番が回ってきた。
そして結婚式のブーケは5つ作った。
そういえば、インドのおじ様3人をホストするなんてこともあったっけ。
友達の家に夫婦で泊まりに行ったり、沢山の人と話をする機会に恵まれた年でもあった。
どの体験も、人と接する喜びを与えてくれ、自分自身を確立する手助けになったと思う。沢山の人に感謝したい。


父が亡くなったと言うことを少しずつ自分の中で受け入れ始めた年でもあった。
もちろん、いまだに悲しくなって泣いてしまうことはあるが、父の死を自分の心の中のどこにしまえばいいかが少し見えてきた気がする。同時に生への強い希望を持つようになった。自分や家族、仲間、人間の命、そして新しく誕生する命に対して。死へのこだわりから、生へのこだわりに変わってきた気がする。これはとてもいいことだ。


そして誇りを持って頑張っていた仕事にも一区切りをつけた年だった。色々な思いが交錯したが、自分が仕事の中で培ってきたことが決して無駄ではないと分かり、改めて自分の仕事に誇りを持てた。仕事の中で沢山の人に出会い、成長させてもらったと思う。本当に感謝したい。


オーストラリアに1年行くと決めてからは、なんだか怒濤のように日々が過ぎ去った。あれもしなきゃ、これもしなきゃ、あの人にもこの人にも会っておきたい…そう思いつつ出来ないことの方が大半だった気がする。そこには後悔も残るが、今こうして元気にオ−ストラリアで生活できていることが何よりだ。会えなかった人には日本に帰ってからたっぷり会おうじゃないか。
1年間オーストラリアに行くと決めて、それを人に話す度に、必ず「いい旦那さんだね〜」と言われる。私も本当にそう思う。私のことを応援してくれている夫には心から感謝したい。母にも大きな感謝をしなくてはならない。父が亡くなってから、私は母が心配でしょうがなかったが、今は合唱サークルに入り生き生きと歌を歌い、様々な活動に参加して忙しくしている。母の合唱の発表会を聞きに行った時は、母の姿を見て涙が出た。自分の大切な人が、その人の好きなことを一生懸命やっている姿には感動する。そして母が元気でいてくれることにも感謝した。
私のことを支えてくれている人たちは家族だけではない。オーストラリアに発つ前の数々の「行ってらっしゃい会」ではそれを痛切に感じた。今まで色々な場面で私を支えてくれていた人たちと会って話すことが出来たことは、それぞれの会を開いてくれた仲間に感謝したい。私は素晴らしい仲間に囲まれて生きてきたのだなぁと心底思った。みんなの一つ一つの言葉が胸に染みた。みんなが私を大事にしてくれるように、私もみんなを大事にしたいと思う。
そしてオーストラリアにくるのにも、沢山の人から情報をもらい、そのおかげで現在の生活がある。その人たちにも心からの感謝を。


振り返ってみると、本当に人との出会いに恵まれ、感謝するばかりだ。沢山の人の中で生きてこられたからこそ、父の死というどん底の苦しみの中から、生きる歓びを見いだし、いま、こうして生き生きと生きることが出来ているのだと思う。
私の周りにいる全ての人々に心からの感謝を。
そして、来年も皆さんにとって充実した素晴らしい年になることを心から祈ってやまない。


このブログを読んでくれている皆さん、皆さんにも大きな感謝を。ブログで知り合えたこと本当に嬉しく思っている。これからも沢山のことを発信していこうと思っているので、ヨロシクお付き合いの程を。


来年も楽しむぞ〜!!


     2006年12月31日21時(オーストラリア時間) nekosiro