真夏のクリスマス!!

メリークリスマス!!一日遅れだけれど…そしてクリスチャンではないけれど…
私は生まれて初めて真夏のクリスマスをシドニーのボンダイビーチで体験した。そう、再びクリスマスホリデーを利用してシドニーに来ているのだ。
クリスマスなんてしばらく祝っていなかったが、この国全体が、街全体が心からクリスマスを楽しんでいるので、私も便乗して楽しんだ。
多分100人以上のサンタクロースを見ただろう。帽子だけだけれど。しかし衣装も着ている人も20人以上見ただろうな。街中は掃除のおじさんから、若い子、おば様、赤ちゃんまで、それこそ老若男女を問わずに沢山の人がサンタクロースの帽子をかぶっている。思わず私も買おうかと思ったが、露天で売っているのは5$もするというのでやめた。
同じ学校の日本人とブラジル人とイタリア人の友達がたまたまバラバラにシドニーに来ていて、クリスマスイブはブラジリアンとイタリアンとジャパニーズの女3人でオペラハウスのしたのバーでビールを飲んで恋や結婚、人生、社会のことファッションのことなど色々と話した。
イブは人々にとってはあまり重要ではない。25日が大切なのだ。24日は夜12時にはほとんどの店が店じまいをしてしまう。25日になるからだ。25日は休日でみんな家族と過ごす。だから、街中の店が閉まってしまう。


25日シドニーのシティーはひっそりとしていた。私はバックパッカーズ(安宿)で同じ部屋で仲良くなった日本人の女の子を誘って友人たちと合流しボンダイビーチに繰り出した。ひっそりしたところから一転、ボンダイビーチは大音量で音楽が流れ、芝生から砂浜まで人々が埋め尽くしていた。サンタクロースの多いこと多いこと。みんなのんびりとクリスマスを楽しんでいた。しかし、オーストラリア人は家庭でクリスマスを過ごすと思うので、ここに来ているのは大方旅行者だろう。確かに見回すと多国籍だ。かくいう私も日本人だが。

ビーチに入る前にゲートが設けられており荷物検査が!!何の検査かというと…

わかるかな?ビーチでお酒を飲んではいけないのだ。そして警察官も沢山いる。ここまで厳しいことを見ると、今までにビーチでお酒を飲んで溺れた人が沢山いたのだろうなと推測される。
しかし警察官もクリスマス気分を忘れてはいない。全てのところにユーモアがあるのだ。

馬の頭に人間がつけるトナカイのヘアバンドがつけられているのだ。

私たちも砂浜に陣取りゆっくりする。ちょっとうろつこうかということでブラブラすると本当に楽しい気分になっていった。さまざまなサンタクロースがいるのだ。とっても可愛いサンタクロースを見つけ一緒に写真をとってもらった。

そして次のサンタは…

ライフセーバー。このボンダイビーチはライフセーバーの発祥の地なのだ。ライフセーバの数が半端なく多かった。ここでも、クリスマスに溺れる人が多いんだな…と思う。しかし、人の数も半端ないのでうなずけるが。普段のビーチの10倍くらいの人が押しかけている。

人ごみの中に本当の(?)サンタクロースを発見!!友達と興奮して走る。ジェットモービルの前でサンタクロースが沢山の人に囲まれて次々と写真を撮られている。勿論私も!!

その後彼は海へ繰り出していった!!あまりいい写真を撮れなかったが、サンタクロースが海の上をジェットモービルでジャンプしている姿は何だかとてもファンキーだった。

その姿をキャーキャー言いながら写真を撮ったりしている姿をテレビカメラにまじかで写されていた。多分今日当たり「ボンダイビーチでサンタクロースがジェットモービルで海を走る!それを楽しむタイ人女性!」と報道されていることだろう(笑)

人々は本当にゆっくりと、そして心からクリスマスを楽しんでいる。日本のクリスマスの雰囲気とは全く違う。人々の心の持ちようが違うのだろう。文化の違いをとても感じた一日でもあった。
ビーチで過ごす真夏のクリスマス。皆さんにも少し楽しさをお裾分けできただろうか?
再びメリークリスマス。