コアラ&カンガルーツアー(自前)

本日は晴天なり。28度まで気温が上がり暑い暑い。日差しで目が痛い…
そんな日曜日はコアラ&カンガルーツアーを開催した。スティ仲間のタイ人Rocを強引に仲間に引き入れて。誘った時は「いいよ!行こう行こう」と言っていたものの、昨日の夜、私が行こうとしているHEALESVILLEという所まで2時間半かかると告げると「ZOOでいいじゃない。CITYから10分で行けるよ!」と盛んに言っていた。HEALESVILLEは私が「コアラとカンガルーを見たい」とColに話した所、紹介してくれた場所。放し飼いになっているそうだ。動物園よりも数倍楽しそうじゃないか!これは2時間半かけても行ってみる価値有り!と私は決めたのだ。「ZOO!ZOO!」と言っているRocにJanが「nekosiroはZOOじゃなくて、動物が自然の中にいるのが見たいのよ!」と後押ししてくれ、朝9時に出発することに決まった。Janはランチボックスいる?とサンドイッチを作ってくれることを申し出てくれた。とても優しいホストマザーだ。「行き方はnekosiroが調べてね。僕は着いていくから」とRocが笑いながら言う。「大丈夫!Colが行き方の検索サイトを教えてくれたから!調べとくね!」と言い、自室でパソコンで検索。無事終了。就寝。


さて、朝8時に目覚ましで目覚めたものの眠りが浅く体がだるい。布団の中でしばらくモソモソしていると、コンコンとノックが。「起きてる?」とRocの声。慌てて「起きてるよ〜!」とさも起きて動いていたかのような声を出す。パンケーキと紅茶で朝ご飯をすまし、外に少し出てみると寒い!田舎に行ったらもっと寒そうだと、長袖の上にフリースを着込む。そしてもう一度外に出てみるとお日様がサンサンと照っている。Rocに「今日暑くなるかな?」と聞いたら自信満々に「暑いよ!今日は28度になるから!」とな。「ちょっと待ってて」と、そこで慌てて着替えて日焼け止めを塗る。FLINDERS ST駅から(あの黄色い駅ね)電車に乗るのだが、切符の買い方がイマイチ二人とも解らない。CITYを中心にZONE1,2,3と別れていて、どこのZONEまで行くかで切符の値段が決まる。だから、ZONEさえ選択すればいいのだが、私たちはZONE1の定期を持っていて、ZONE2,3というボタンを押すのだが、「ZONEを選択してください」と出るばかり。そうこうしている内に後ろに人が並んでしまった。すると駅の係員のおじさんが構内からデカイ声で「日曜日のチケットがあっちで2$50¢で売ってるよ!」と言った。みな、わらわらとチケット売り場に向かう。本来買おうとしていたのは12$だったので相当安い!!ビバ日曜日!!そして電車に乗り込む。しかし、途中の駅で電車は止まり大勢が降りていく。最初は私たちは顔を見合わせ「人がほとんどいなくなってる。ドンドン田舎に行くんだね…」と思っていた。しかし駅員が車内を回って声をかけている。私たちにも「どこに行くの?」と言うので告げると、降りてバスで○△駅まで行ってくれ、とな。何があったのか分からないままにバスに揺られ、また電車に乗る。目的地の駅まで相当な時間がかかった。この駅から更にバスで45分かかるのだ。「到着は昼過ぎちゃうね…」と言いながらバスの時刻表を見ると…2時間に一本しかなく、行ったばっかり…暑い日差しの中驚きと落胆をしている私たちに「HEALESVILLEに行くんでしょ?バスがないから一緒にタクシーに乗らない?」と声をかけてくれたカップルがいた。そのカップルも途中下車させられバスに乗るのを私は見ていたので、やった!と思ったが、45分かかるのをタクシーを使ったら幾らかかるのやらと不安に駆られていたが、その彼がタクシーの運転手と話して40$で行ってくれるとのこと。1人10$。安くはないが、2時間待つよりはましだ。そして遂に到着!!前置きが長くなったが、これからが本番。しかし後は「nekosiroとオーストラリアの動物たち、時々Roc写真館」なので、時間のない人は暇な時に見てね。


↓こんな草原の中をタクシーで。    ↓到着〜ようこそHEALESVILLEへ!
   
動物を見るのでサングラスを外したら日差しで目が痛い!とワーワー言う私にRocが帽子を貸してくれた。ポロシャツにこの帽子…なんかゴルフ選手みたいじゃない?宮里藍?と1人で思いながら過ごした(笑)

最初に出会った動物はエミュー(オーストラリアの国鳥)体長2mあり世界で2番目に大きいが、飛べない…
  
右の写真は餌付けに成功した所。証拠写真は、あまりに飛びついて食べてしまうので取れず。子どもたちとワイワイやってたら、プイッと後ろを向いて歩いていってしまったかと思うと、ドボドボドボっと緑色のウンチさんを垂れ流してくれた。草食なんだなぁと感心してしまった。


お目当てのコアラ!!まずは試食から!!ガブリッ
 
うそ。色々な動物のはく製が置いてある場所に到着。


いよいよカンガルーのコーナーへ。んんん?放し飼いのような感じだが、ロープが張ってあって近づけないじゃないか!!←安易に近づいたら危険なのかも知れないが… しかも、みんな寝てるし…遠いし…


右写真。体制を変えるのも、寝転がったままお腹を出してゴロリンと。

起きていて、しかも近くにいるカンガルー発見!!
 
そして、Rocが嬉しそうに撮った、カンガルーのウンチの写真…

色んな鳥たちがいた。
 

巨木を発見し、Rocが登れ登れと言う。彼はとても写真を撮るのが好き。そしてポーズや表情などに注文をつける。必死にかじりついて登ったのに、自分は登らないRocであった。
 

ちょうどペリカンのコーナーでは餌付けの時間だった。おじさんが何やら説明しながら魚をポンポン投げていくと、見事にペリカンが口を開けてキャッチする。
 

次の柵の前には「タスマニアンデビル」と書かれている。中を見回してもどこにもいない…と思ったら、隅っこで爆睡。しかも仰向けで…肉食で鋭い牙を持っている凶暴な動物を想像していたのだが…何ともだらしない格好で笑えた。本当は右の写真のような感じ。もちろん、はく製。Rocが噛まれた!と言って撮っていた。
 

ほとんどの動物が寝ていて、私がぶうぶう言っていると、Rocが、「仕方ないよ彼らは昨日遅くまでパーティしてたんだよ。」と。彼はとても面白い。

さてお次は「イキドナ」鋭い針に覆われていて、哺乳類だが卵から生まれ母乳を飲んで育つ動物。モソモソと歩いていてとても愛くるしかった。それでは動画でご覧頂こう。岩の周りをグルグルと回っていた。歩いてはストップし、また歩き…  写真の三角印を2回クリックしてね。なぜだか途中で画像が止まってしまうが、下の赤い棒が右に行き着くまで画像は続く。時間のある人は最後までどうぞ。

家に帰ってからこの動画をJanに見せると「これはストレスから変になっちゃってるんだわ!」と。そうだったのか…「日本の動物園の熊も行ったり来たりしておかしくなっていて、とても可哀相なんだよ」と話すと、「私は動物園に行くと悲しくなるわ!」と行っていた。確かに。


様々な両生類のコーナーも。蛇や蛙は見事に動かず、まるでオモチャのようだった。
しかし、衝撃的だったのは、蛇のコーナーで一緒に蛙が入れられていたボックスがあったこと。自然の摂理ではあるが、なんとも言えない感情が走った。
 

またもや不思議な巨木を発見し、二人で記念撮影。この格好は自らやった(笑)
 

お次はディンゴ。顔があいにく見えないが、古代からいる野生犬で、性格は凶暴で家畜を襲うこともあるらしい。見ていると前の道からディンゴを散歩させている係員の女性が二人現れた。写真を撮っていいかと聞くと、もちろんとのこと。そしてなでても大丈夫よと言ったので、私はそっとなでた。しかし、Rocは触ろうとしない、なでたら?と言うと怖いからイイという。意外と小心者だ(笑)
 

さて、フィニッシュを飾るのはコアラ!!今度は本物!!しかしやはり寝ている…ぴくりとも動かない…
 
ずっと見ていると、動いた!!私たちは歓喜した!それでは動画をどうぞ。最初は向きが反対だけど、そのうち戻る。三角ボタンを2回押してね。私の声も聞ける特典付き(笑)

コアラが起きた!!と思って見ていると、また寝た。しかもとってもだらしない格好で…思わず爆笑。でも和まされた。

最後にRocが、もう一度カンガルーを見に行こうと言った。なぜ?と聞くと、そろそろ起きてるはずだ。と。本当に起きていた!しかし、じっとしていてジャンプするものなし…私が手を叩くとカンガルーたちは耳を立ててこっちを向いた。寝ていたものも起きあがった。お〜立ったよ!と思ったが、多分驚かせて警戒させたに違いない。ごめんね。

ジャンプせずに後ろ足を器用に動かして前に進むだけだった。うーん想像と違うなぁ。

昼食時、鳥の餌付けに成功。餌付けに集中するあまり、私の手にしていたサンドイッチからボトッとツナの固まりが落ちた。その瞬間鳥たちが一斉に集まりついばみはじめ、そこにいた人たちが大笑いしていた。

設置されているバーベキューセットでお肉を焼く家族と記念撮影。バーベキューはオーストラリアの定番!!

コアラを抱きたかった私ははく製で我慢することに。
  

カンガルーの置物があったので、それで写真を撮ろうと触ると、もの凄く熱い!!思わず「アウチッ」と声をあげ「すごく熱いよ!」と言うとRocが笑っていた。なんとその置物の隣にはこんな看板が。
  
「アウチッ 気を付けて! 私は太陽でとても熱いよ!」
何ともオーストラリアらしいユーモアに富んだ看板だ。
他にも沢山の動物に会ったが、この辺で。最後までお付き合い頂きありがとう。