週末の過ごし方②

土曜日はCERESに行った後、午後になりJanが「今度はリサイクルショップに行くけど行く?」と聞いてきた。もちろん「行く〜」今日はホストファザーのColが車を使っているので、二人でトラム(日本で言うチンチン電車)に乗り、「メルボルン」と言えばこの写真が出てくるくらい有名なFLINDERS St駅から電車に乗る。私はメルボルンに来るまでこの建物が何か重要な建物か、美術館かと思っていたので、初めて来た時足を踏み入れてすぐに改札があったのには拍子抜けした。

CITYは一部歩行者天国になっていてTシャツのサンタが沢山いた。オーストラリアは真夏のクリスマスを迎えるのだ。

 


ここではトラム・バス・電車が全て共通のカードで乗ることが出来る。私は一ヶ月間有効のチケットを買っているので、何に乗るにも便利だ。
ホームで驚いたことは、大きな犬を連れた人がいたこと。ホント散歩の途中…みたいなかんじで。普通に電車に乗っていった。Janに「犬を電車に乗せていいの?」と聞いたら「う〜ん私も知らないわ」と両肩をあげて見せた。そして次に衝撃だったのが自転車を引いてホームを歩いている人。オーストラリアではママチャリは存在しない。大抵マウンテンバイクか名前が分からないが競技用のようなハンドルがクルンとなっていてタイヤが細い物に乗っている。そして車と同じ扱いで道路を走るのでヘルメットの着用が義務づけられている。ヘルメットと言っても日本の田舎の小・中学生が被っているのとは違い、競技用のような格好いいやつだ。でも、自分があのヘルメットを被って自転車に乗るのはちょっと恥ずかしい気もする。本題に戻ると、自転車を押していた彼が、スゥッと自転車に乗りホームを走り出したのだ。私は更にビックリ。犬も自転車も写真には収められず皆さんにはお見せできないのが残念だ。


さて、Janの友達が務めているリサイクルショップに行くと、私もメルボルンカップのパーティで会った事のある人だった。彼女とはメールをやりとりしていたので、すぐにうち解けた。店の物は私の年代より少し上の物が置いてあった。そしてやはりサイズが大きい…しかし丁寧に見ていくと掘り出し物が幾つかあった。私がこの店で買ったのは4点。

 

まぁ、ここまでは普段の私の生活の想定内だろう。
しかし、ここでオーストラリアに早くも染められてしまった私は次のような物を買ってしまった。

誰が履くんだ!!はい私です^^;。自分の感覚が麻痺してきているのか、解放されてきているのかはよく分からないが、みんな短いスカートやショートパンツを履いて街を闊歩しているのだ。その中にいれば私の感覚も変化するという物だ。まぁ多少変化が人よりも早い気もする…順応性が高いと言えば聞こえがいいが…
4点で何と12$。大体現在1豪$が100円前後だから1200円也。計算するとかなり、店の彼女がまけてくれたようだ。ラッキ〜☆
そしてその後ショッピング街をJanとブラブラ歩き、気になった店に次々入っていく。Janが「ここは面白い店よ。でも、セカンドハンドだけどね。」セカンドハンドとは多分USED、中古と言うことだろうと私は解釈した。違うかな?中には沢山の小さな店が入っていて色々な物が売っている。高い物から安い物まで。その中で私の心を奪った物は緑の大きなデキャンタ(ワインなどを入れる瓶)だ。細かい細工で蓋が着いていて、緑がとても美しい。思わず手に取る。ふと隣に目をやると同じく緑のワイングラス。ペアで並んでいる。これまた形が素晴らしい。そして透明な緑が私の心を捉えた。私はどうしてもその二つが欲しくなった。値段も安い。ずーと悩んだ。悩んだあげく、買うのを辞めた。私は買い物しにオーストラリアに来たわけじゃないし、当たり前のことだが、こんな物を買って持って帰るのは大変だ。私は「もし本当に欲しかったら、メルボルンを離れる時に買いに来よう。その時なかったらそれまでだ。」と自分に言い聞かせた。
その後色々見たが、一足スニーカーを買った。その店は「ユニークデザイン」と言うのを売りにしていて表に並べられていたスニーカーがあまりに可愛かったので購入。50%オフで2900円也。日本では絶対に出会えない!というのが決め手となった。

お昼にフードコートで軽い食事。私はピザ屋さんでピザ&ミルクシェークのセットで5.99$というのにした。ミルクシェークは恐ろしく甘いんだろうなと思いつつ、まぁ、そんなオーストラリアの味も試してみようじゃないかという冒険心から。色々な味があって、私は一番甘くなさそうなライムにした。ところがそれが災いした。20㎝以上あるオーストラリアサイズの大きなカップにブスッとストローが突っ込まれたそれを飲んだ時思い出した味は「バリウム」の味だった。まさに同じ味!!私がまずそうな顔をして、Janに拙い英語で一生懸命それを伝えるとJanは大笑いだった。結局1㎝くらいしか飲めずにゴミ箱行きに。どうしても飲むたびにバリウムを飲む時の辛さを思い出してしまい飲めなかった。


家に帰るとJanの友達3人が来ていた。私は人の多さと物の多さで疲れてしまったので昼寝をすることにした。「nekosiro〜」とノックされ起きたのは8時頃。「ピザをみんなで食べてるけど食べない?」とJan。眠い目を擦りながらピザをみんなと食べる。「私ランチもピザだったよ」というとみんな大笑い。二きれピザを食べるともうお腹に入らなくなった。そしてその後お腹を壊した。どうやら、普段野菜中心の食事で脂っこい物を食べていなかったのが急に食べたので胃が調子を崩したらしい。ドッと疲れが出たが、1時間半英語を勉強して、本を読み眠りについた。これからの生活では油物には気を付けよう。