ホストファミリー

オーストラリアは荷物の検疫が厳しく、色々聞かれることもあると聞いていたので、英語がわかるか答えられるか不安を覚えながらイミグレーションの列に並ぶ。前の人は色々聞かれている。私の番。笑顔で「Hello!」とパスポートを出す。「How are you?」と聞かれ応対する。カードに書いた住所は誰の住所か聞かれ、ホストファミリーの住所だと答えると、「OK!Have a nice day!」と終了。ふぅ〜何事もなくて良かった。


次は激重のスーツケースのピックアップだ。かなり早く出てきた。しかし、レーンの周りには人だかりで前まで行けない。慌てて、前へ入れてもらう。しかし…引っ張っても重くて動かない…見かねた何人かの男性が引っ張り出してくれた。ありがとう。これでも14キロ減らしたんだけどね…^^;
さてパンパンのバックパックを背負い右肩に同じくパンパンのショルダーバックを抱えて、スーツケースを押す。明らかに荷物達の方が私より重いだろう。しかし力持ちの私はグングン進んでいく。ちょっとフラフラしながら。ゲートの外には待っている人たちが沢山いる。私のホストファミリーもあの中にいるんだろう。写真をメールで送ってもらったが随分前に見たっきりで、行く前に確認しようと思いつつ忘れていた。何となくは分かるが、似たような人に声をかけられたらついて行ってしまいそうだ。一抹の不安を覚えながらもゲートを出ると正面に「nekosiro」と書いたプラカードを持った夫婦がいた!すぐに笑顔で近寄り挨拶をする。列から出て二人と対面する。荷物を置くとハグしてくれた。とっても人なつっこい笑顔のCOLとお洒落なJAN。二人ともとってもフレンドリー。もともとそんなに心配はしていなかったが、二人の笑顔が私をリラックスさせた。
二人と一緒にドアくぐり外へ。その時私は驚いた。
寒い!!Tシャツの上にジャージを着ていたが、肌寒い。なんだ?暑いはずでは…?荷物の中のノースリーブ達が頭に浮かぶ。日が射しているが風が冷たい。少し風邪気味の私にはやばいかも…なんて思いつつ車に荷物を積み込む。
COLの運転で家へ向かう。車はスバルだった。


街に入ると家々がとても可愛い。私のスティする家はどんな家なんだろうとワクワクする。車の中で英語の会話が始まる。私はあまり英語が話せないくせに、よく喋る方だと思う(笑)
家に到着。庭には深紅の大輪のバラやラベンダーが咲いている。白いゲートが可愛らしい。
家の中に案内される。まずは入ってすぐ私の部屋。結構広い。机とベットと備え付けのクロゼット。大きなスクエアクッションがフロアに置いてある。ここが私の部屋になるのかぁと嬉しくなった。
奥に通される。そこはとてもお洒落な空間だった。思わず「Wow!」と声が出てしまった。


  

JANはアーティスト。高校の美術の先生だった。部屋には幾つかの彼女の描いた絵が飾られている。
お風呂やトイレ、冷蔵庫や洗濯物干し場など一通りを案内してもらう。
紅茶を入れてもらって、一息。
部屋に戻ってお土産を渡す。ホストを紹介してくれた友人から、二人は日本酒が好きだと聞いていたので徳利とお猪口のセット。二人は包みを開けた途端に「OH〜!SAKE!!」と叫んでとても喜んだ。二人とも私をぎゅうっとハグしてくれた。中身がないのが申し訳ないくらいだ。

さっそく飾り棚の上に置いてくれた。


写真を一緒に撮る。

私の顔も公開(笑)そんなにタイ人ぽくないでしょ?(爆)

  


これからこの家で楽しい生活が始まりそうだ。
到着してから少し話して、疲れていたので休むことにした。少しのつもりが爆睡。
起きたら夕方だった。そして初めての食事。
彼らはベジタリアン。よく聞くと、魚は食べるようだ。お寿司大好きとのこと!やった。
チキンやポークも極たまには食べるらしい。
ベジタリアンの生活に私は適応できるかな?でも日本でもそんなにお肉を食べてなかったから大丈夫だろう。
今日はこの辺で。