ただいま〜

韓国から帰ってきました〜
おかげさまで無事に…と言いたいところだが…
南大門を通過中にすごい人混みの中で石畳に躓き、バックパックの驚異的な重さも手伝ってすっ転んだ。ここが現場↓門の真ん中でこけた。

そして、負傷した手の一部。↓血が出た。ホントに痛かった。


すごい人混みの中で見事なコケッぷりだったので、周りの人は騒然!みたいな。大丈夫か!みたいなことを言われたけど、とりあえず笑顔をつくっといた。そうだ「大丈夫」って言葉を覚えたじゃないかと思いだし「ケンチャナヨ〜」と誰にとも無しに言ってみた。でもかなり、すりむいた手と膝が痛い。ジーパンに穴が空かなくて良かった。


痛い体をおして、南大門市場へ入る。滅茶苦茶人が多くて、たたき売り状態の市場。私のバックパックはかなり邪魔。一つの民芸品の店で「安くしてくれよ〜」と交渉している最中、おばさんが私が手をケガしていることに気付いた。どうしたの?と聞くから(多分そう言っていたと思う。)反対側の血が出ている手も見せた。そしてすっ転んだというゼスチャーをした。すると、おばさんは薬は塗ったのかというのをゼスチャー付きで言った。私は唾をつけただけだとゼスチャーした。するとおばさんは、そんなんじゃダメだと言った。(もちろん全部韓国語だ)でも、薬もバンドエイドも持ってないしね。しょうがないのよ。と思いつつ、他の商品を見ていると、おばさんがまた近寄ってきて、なんとその手にはバンドエイドが握られているではないか!店のおじさんも出てきてなにやら話している。するとおじさんが薬箱を持ってきてくれて「赤チン」を塗ってくれた!!そしておばちゃんがバンドエイドを貼ってくれた!!なんだか、とっても嬉しかった。おばちゃんが「カムサ ハムニダ〜!!」と言った。韓国語で「ありがとう」の意味だが、最初何でおばちゃんがそんなことを言い出したのかわからなかった。ハッと気付いた。私は手当をしてもらいながら、ずっと「ありがとう」「ありがとう」と言っているつもりだったが、どこからか、いや最初からか「アニハセヨ〜」(挨拶)「こんにちは」「こんにちは」と連呼していたのだ。おばちゃんが笑いながら「カムサ!」「ハムニダ!」と言われ、私も「カムサハムニダ!!」と元気よく言った。大笑いしながら別れた。


韓国の人は本当に優しい。しゃべり方とか喧嘩しているようにも聞こえるときもあるし、人を押しのけたりもするけれど(笑)、基本的に優しい。その優しさを色んな場面で感じた旅だった。これから、すこしずつ韓国の旅を紹介していきたいと思う。