久しぶりに映画を観た

DVDでだけれど。我が家はテレビデオなんだけれども、ビデオが壊れてしまって、DVDプレーヤーをつないでみている。しかし、テレビが小さく、目の悪い私は近くに寄らないと字幕が読めない始末。ヒーターのある位置からテレビは遠いい。こんな寒い日にヒーターからは離れられん!ということでノートパソコンでヒーターの側で観ることに。
映画の選考は夫におまかせ。「私が観たそうなやつを借りてきて〜」だから、どんな話かも分からずに観始める。前評は夫の「なかなか良かったよ〜」のみ。
今回観た映画は「バガーバンスの伝説」私は最初題名を見て夫に、「私がこういう冒険物とか嫌いなの知ってるでしょ〜何でこんなの借りてきたの?」と聞くと「いや、そういうんじゃないよ。なかなか良かったよ〜」とのこと。まぁ観てみるか。ちなみに監督はロバート・レッドフォード、主演はマット・デイモンとウィル・スミス。

バガー・ヴァンスの伝説〈特別編〉 [DVD]

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お話はゴルフを題材にしているんだけれど、戦争の問題や人間がどう自分を把握して生きていく道を見つけるかなど、色々なところに人生の教訓というか、ハッとさせられる物がちりばめられている。映画のトーンとしてはそんなに重くなく、軽く観られる。しかし、ここそこにすばらしさがある映画だと思う。
私が重く受けとめた部分はマット・デイモンが窮地に立った時にウィル・スミスが言う台詞。
「人は皆自分にも理解できない重荷を背負ってる。そろそろその重荷を下ろす時。」「どうやって?」「あきらめるかーー 前に進むか」「進む?」「自分の足で昔立っていたところにまた立つ。」「じっと動かずに。そして思い出す。」「過ぎた昔だ…」「いいえ つい一瞬前です。」「影の中から外に出て 選択をーー」


これだけ書いても意味が分からないかと思うけど… 私は自分で重荷の正体を理解し始めている。でも、それを下ろすのには時間がかかる。誰にでも心から辛い出来事はいつかやってくる。その後、どうやって過ごすのか。しばらくはどうにもできないだろう。でも、重荷を下ろす時が来たら、その出来事を受け止めた自分で元の位置に立ってみる。そして自分自身が何者なのかを思い出す。悲しみを癒すために無駄な時間を沢山過ごしてしまったように思うけれど、実は人生の中では一瞬前のこと。自分の人生を「あきらめる」のか「前へ進むのか」。私は今「影の中から外に出て選択」の時だと自分でも思う。いや、既に「前へ進む」選択をして、生きはじめていると思う。そう言う自覚が自分で出来るようになったことが前へ進んでいる証拠だ。


さらっと観られる映画で、かつ素敵な映画なのでおすすめ。


そして今日これから観る映画。

リトル・ダンサー BILLY ELLIOT [DVD]

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