同窓会


先日、大学時代の仲良し6人で久々に会った。一人は静岡の地元に帰っているし、みんなそれぞれ仕事が忙しいしで、それぞれ会うことはあっても、全員が集まることは大学卒業以来初めてのこととなった。だから4年ぶりの会合だ。「会いたいね」「会おうよ」と言いつつなかなか会えなかったが、静岡の友人が「みんなと会うために東京に行く」と言ってくれ、いつも忙しい小学校の養護教諭の友人が「12日にします」と日取りを決め、店まで予約してくれた。みんなも忙しい中かけつけた。9時前になってようやく全員がそろった。みんな仕事帰りに慌ててきた様子だ。全員と言っても新たなメンバーが一人。ライターをしている友人の婚約者だ。私の次に結婚するのは誰だ?と思っていたら彼女だった。みんなバラバラに来るので彼女たちは何度も馴れ初めを語らなくてはならなかった。なかなかドラマティックな出会いで、話す度に「すごいよね〜」「いいよね〜」とみんな目をキラキラさせていた(笑)


お店は目黒にある「リストランテ・サント・スピリト」というイタリアンのお店。そんなに気取って無く、シンプルで落ちついた店だった。お料理もひつこくなく、とても美味しかった。ワインも数種類あって自分の好みの物を頂いた。ここでブログ魂を発揮させて料理の写真を撮ろうかと思ったが、せっかくみんなで会った席なのでやめておいた。というか、よく喋って、よく食べて、よく飲んでだったので撮る間もなかった。


「痩せたね〜」と言われる人(残念ながら私は言われなかった)「なんか雰囲気変わったね。」と言われる人。「全然変わってないね〜」と言われる人。私の場合は喋りだしたら「あ〜nekosiroだわ〜」と言われた。懐かしいnekosiroトークってかんじかな?
4年間それぞれの場で働き生きてきて、価値観だって変わるかもしれないし、好みだって変わるかもしれない。だから、内心みんなで会った時にどんな会話になるんだろう…と予想が付かなかった。でも、会ってみたら、なんのことはない、みんな大学時代のままだった。話し出すと、あの頃と同じ時間が流れた。それぞれがそれぞれの個性だった。当たり前のことだけど。でも何だか不思議だった。ホントに大学時代に戻ってしまったような気分だった。それぞれが4年間色々なことがあり人間として変化している部分は沢山あるのだろうけれど、顔を合わせると、パッと大学時代の頃に戻る。4年間色んな物を共有した友人達。同席した婚約者の彼に彼女が聞く。「みんなどう?」「いや、それぞれ全然違った個性なのにまとまってるというか…」というようなことを言ってくれた気がする。そう、私たちは一人一人全然似ていない。類は友を呼ぶと言うがそうではない。入学前の泊まりがけのオリエンテーションで偶然が重なって仲良くなった6人。だから、6人が色んな方向を向いて大学生活を送っていた。でも、なんだか一人一人が相手を思いやっていた。バラバラだけれど丸くなっていた。


次回会う時は、会わなかった4年間のみんなの変化を聞きたいな。それぞれの人生を。18歳で出会って4年間を一緒に過ごし、27歳になった今、何を考えてるかとかね。次に会うのは友人の結婚式。「一年に一回は必ず会おうね!」と誓い合って別れた。