反日デモについて考える①

テレビでの毎日続く報道を見ていて、どう考えたらいいんだろうと少し悩んだ。この間色々な人のブログも読んだが、自分と一致する考えの人はあまりいなかった。私が考えていることを少しずつ書いていきたい。下記は私の先輩のHPに書かれていて実際の同世代の各国の声で面白いのでのせる。
http://www.tagawa.join-us.jp/zuisou.html

中国、韓国からの留学生と交流して 
  4月に入って、学生の仲間といっしょに、韓国と中国の留学生(大学院生)と交流する機会がありました。今、「反日抗議デモ」で緊迫している日本と韓国、中国ですが、たいへん勉強になりました。

 彼らとの交流で印象的だったのは、
「どの国のなかでも、いろんな意見をもった人たちがいること」
「圧倒的多数の人は暴力、戦争反対だということ」
「日本の侵略戦争を美化する動きは、怒りというより、『日本とよい関係をもちたいのに、なぜ?』と悲しみを与えているということ」です。

 どれも冷静に考えれば当たり前のことですが、アジアの人たちの視点から、気づかさせてくれました。

 以下は参加者の感想の一部です。

「中国人にも右翼と左翼がいて、考え方は様々だと聞き、中国人13億人をひとくくりに考えるべきでないと実感しました。また、中国のデモで暴力事件おこっているのは、ごく一部のことだと聞き、日本のメディアの包装に惑わされてはならないと改めて思いました」(大学2年生)

「中国のいう国がすごくリアルに身近になりました。やっぱり、他の国のことをその国の人に聞いて、話すことが理解の第一歩だと思いました。
もっとお互いが理解しあって、世界の国民どうしが仲良くなれるようにしていきたいと思いました。そして、戦争をなくす流れをもっと大きくしたいです」(大学1年生)

 参加者の感想を聞いて、「こういうことを積み重ねていけば、どんな国とも理解しあえるし、平和な関係はできる。これが憲法9条の精神だ」と実感できました。
(2005年4月17日記)

自分たちの国がなぜ今の状況にあるのか、私たち自身が学び、考え、私たちが関係を作っていかなければならないと思った。これは、どこかで起きている、私たちとは関係ないことではなく、私たち自身がどう生きていくかという問題だと思う。