「日本人」をどう生きるか

私が以前少し紹介したケニアのワンガリー・マータイさんについて書いている人がいたので紹介したい。
http://d.hatena.ne.jp/kinut/20050318 からのトラックバックトラックバックのやり方が良くわからないので、こんな形ですみません。)

ノーベル平和賞受賞者であるケニアの環境活動家のワンガリ・マータイ博士が「もったいない」を世界共通語にしようと呼び掛けていた。「Motainai」と書かれたTシャツをかかげて「日本には、もったいない、というとても良い言葉があることを知った」と国連で述べ、会議の参加者とともに唱和してた。

普段、当たり前のように使っていたけれど「もったいない」は、無駄にすべきではない、というだけでなく、無駄にするのは惜しいという気持ちが加わる言葉だったことに改めて気付く。この「もったいない」という気持ちを英語をはじめ他国語で一言で表現するのは難しいそうで、状況に応じて説明する必要があるらしい。びっくり!?

日本って、日本人って(もちろん私を含めて)素晴らしい独自の文化や歴史があるのに、それに気付いていないというか、知らないというか…自国に対する愛が足りなさすぎ。Def Techのリリックにでてきた「女という字は祈る姿 形からできた文字」という漢字の意味なども、日本人なら知っておきたいことだよね。本当はそういう日本独自の文化をもっと教育の現場に取り入れて、受験勉強なんかもこういう文化的な問題傾向に変えていくべきで、子供達に無理矢理でも伝えていくべき事だと思う。

それにしても、国連で熱唱していたワンガリ・マータイ博士は自分の主張が一言で言い表せる「Motainai」という言葉に出会った時、嬉しかったろうな。たとえば、思いがけず誰かと心を通わせれた瞬間の豪華版のような気持ちだったのかな…と勝手に想像しちゃいました。

日本人こそ「もったい!」ないよね。独自の文化を知らずに日本人しちゃってるんだもの。最近「愛国心」といって押し付ける教育が政治の中で騒がれているけれど、自分の国の歴史や文化や伝統を知ってこそ本当の「愛国心」は生まれると思う。私も歴史を知らない日本人の一人。私は日本の近代史をあまり勉強していない。高校では日本史の授業自体がなかった。日本のよき伝統とともに、日本がしてきたこともしっかり知っておきたい。古き良きもの、歴史を知ることこそ未来に生きる私たちには必要なことではないだろうか。この広い多様な世界の中で「日本人」として豊かに生きていきたい。