違っていい!は難しい。でも頑張りたい。

nekosiro2005-03-18


昨日久々にライブに行った。2年ぶりくらいかな。渋谷クアトロで行われたオゾマトリというロサンゼルス出身のバンド。数年前にライブで出会い、私のお気に入りのバンド。(でもCDがなくなってしまった。悲しい。)ラテン系の音楽からヒップホップやアンデス系など様々なジャンルが混じっている音楽。とにかくリズムに乗って踊りまくり汗をかいて気持ちよかった。印象的だったのは、途中でメンバーの日系人のジロウさんが「オゾマトリは戦争に反対です!世界中の平和を願うすべての人にこの曲を捧げます!」と言って演奏し始めたことだ。会場全体がこれに対してピースサインを掲げこたえた。
私はライブ中いつも気になることがある。それは自分のリズムの取り方はあってるのか?とか、この踊り方は変じゃないか?とかね。ライブって人それぞれ気持ちよく音楽を楽しむ場だから、リズムの取り方も踊り方も過ごし方も人それぞれでいい。それはわかっているのに気になる。うちの夫なんかは独自のダンスで逆に魅力を発揮している。個性が発揮されることのほうが素敵だって思っている。なのに、人と違うんじゃないか?周りから見て変じゃないか?って気になっちゃうんだなぁ。そんなことを気にしているとライブを心から楽しめない。一生懸命、「違っていい」「自分なりの楽しみ方でいい」と心の中で言い聞かせながら踊る。そのうち、ライブも高揚してきて私も変な考えがどっかにふっとび気持ちよく踊りまくる。考えている余裕もないくらいだった。こういう風に音楽を心から自分らしく楽しめるのっていいなぁ。と終わってから思う。たぶん自分の中で「音楽初心者」「音楽はあまりわからない」っていうコンプレックスがあるのかなぁ。なんだろ?それとも「人と同じじゃなきゃだめ」っていう刷り込みがあるのかしら?社会のゆがみだわ。でもそんなことを言っていても始まらないから、いつでも自分らしくいられる自分になるために一歩ずつ進んでいきたいな。多分これは音楽に限ったことじゃない。「自分らしく」を大事に日々を過ごそう。

考えてみれば、オゾマトリは10人くらいいるメンバーの半数がメキシコ系で、白人黒人に黄色人種と、様々な人種が集まっているバンドだ。違っていい、違って当たり前、そして違う人たちが手をつないでこそ、世界が平和になっていく。そんなことを感じさせてくれるライブだった。
ちなみに夫は激しいダンスのうねりの中で眼鏡が大破した。携帯で写真を撮っていると、「俺の不幸もブログねたにするんだねぇ…(>〜<)」と笑いながら怒っていた。ごめん。