日本への帰国について

最近「いつ帰ってくるの?」という質問が多いので、それについて今日は書こうと思う。
12月の半ばを予定している。10月31日に渡豪したので1年1ヶ月ちょっとになる。12月の頭に母親とその友人が遊びに来るのでその後に帰国予定。何度か学校で休みを取ったのでそれを消化してから帰る感じだ。まだ日にちは確定していないのだが、12月17日の週には日本に到着していたいと考えている。帰国前にタイに寄ってワットポーと言う有名なお寺のマッサージ学校に1週間通うことを決意。マッサージは本当に楽しい。


もう渡豪して1年が経つなんて信じられない。この1年あっという間だった。中身がすごく濃く、簡単には全て思い出すことができない。沢山の人との出会いがあり、そして沢山の別れもあった。オーストラリアはマルチカルチャーの国で様々な文化に触れることができている。日本人同士でも違う意見や環境の違いに触れると面白いものが、さらにこの国だと違った国、言葉、考え方、食べ物、宗教などに触れ、ものすごく有意義な時間を過ごしている。しかし同時に自分と正反対のものをどう受け入れ、共存していくのかも大きな課題となった。まだまだ人間がそこまで大きくないので、文化の違い、価値観の違いに時にものすごくイライラすることなどもある。しかしよくよく考えてみると、その国の価値観だからどうしようもないことだったりもするのだ。他人との違いを受け入れて生きていくと言うことは、どの国に住んだとしても非常に大事なことだと思う。だけれども、これがまた難しい。


日本に帰ったら真っ先にしたいことが、家族や友人・知人に会うこと。その次がお風呂にゆっくりつかること。お風呂のあとはお鍋を食べながらビールを飲むこと!! こちらは今夏に向かっている。暑いオーストラリアから寒い日本へ帰るのは少し怖い気もするが、皆さん暖かく迎えてくださいnekosiroを。
帰国日が決定したらまた報告したいと思う。


★最近の別れ…★

クラスのスイス人Christina、タイ人のPinky、韓国人のElenaが卒業。



そして、何よりも淋しいのが私の初めての先生、Fionaが学校を離れたこと。大学で教えることが決まり、急遽離れることになった。ラッキーだったのは最後の金曜日に偶然学校で会ってその事を知れたこと。最後に話もでき、メッセージも書いてもらい、写真も撮った。彼女は私の入学テストのエッセイ(日本の政治について考えていること、主にアメリカ・大企業との関係、イラク戦争について)を読んで、入学2日目に私に「nekosiro、あなたの考えに私はすごく賛同するわ!!」と話をしてくれたのだ。その時私は、国が変わっても同じ考えを持っている人は沢山いるのだなと感じ、とても嬉しかったのを覚えている。クラスが変わってからも常に私のことを気にかけてくれ、私が一時期食欲不振に陥ったときなど本当に自分の娘のように心配してくれた。最後に別れるときは思わず涙が出てきてしまい、Fionaが「nekosiro泣かないで、あなたが泣いたら私まで泣いちゃうじゃない」と泣きながら抱きしめてくれた。そして「私はnekosiroの笑顔が好きなのよ。それにお別れじゃなくて、またすぐに会えるんだから!」と泣き笑いで私の顔を覗き込んだ。この国での涙のお別れ(また会えるけれど)は初めてかもしれない。彼女には心から感謝したい。