嬉しかったこと。

すこし前の話になるが、9月の頭に大学時代の仲間の家にみんなで集まった。
以前このブログでも紹介した素敵なカップルの家。今年結婚した。
http://d.hatena.ne.jp/nekosiro/20060602
その日はみんなでお祝い。仲間たちで相談して花束と花瓶をあげることにした。
みんな忙しかったり、遠くから出てくるので、私がプレゼントを用意することをかってでた。
花束はもちろん手作りで!!
友人たちと本人たちには内緒でメールでやり取りしていると、ある友人から
「あの二人とお洒落な家にピッタリな花束がいいね〜^^」とのメール。
この言葉は何気なく発せられた言葉だったが、大いに私を焦らせた。う〜むプレッシャーだ。
彼らの家に行ったことのあるのは私だけ。そして、花束を作るのも私。
彼らに、彼らの家にピッタリ来るような花束というと、相当スタイリッシュな感じにしないといけない。
うーむ。そんな花束作ったことないぞ…
しかし、コンセプトを決める。
色は彼女の好きなピンクから紫に変わるようなグラデーション。
そしてタイトなイメージで縦の線を強調しよう。
二人はスラリとスタイルがよく背が高い。
タイトだが、ボリュームを出してインパクトを出そう。
スタイルが良いだけでなく花がある二人なのだ。


予定があり花市場に行けなかったため、色々な花屋を回る。
一軒ずつ周り花を集めていく。花や葉を見ていくうちにコンセプトが形になっていく。
次の日朝から花束を作る。二人のことをイメージしながら。二人の住む家を想像しながら。
「こんな花束見た事ないぞ!」というような花束が出来上がった。
「喜んでもらえるかな…」一抹の不安が。
大きな紙袋に入れて持っていく。結構な重さだ。


3人集まったところで、それでは!と花束と花瓶をプレゼントした。
二人ともすごく喜んでくれて嬉しかった。彼女が好きな色を知ったのは二次会の司会を頼まれたときに、我が家に彼女たちが来て、ブーケの本を見ながら話していたのだった。
「アジアンだね〜」と言う感想が誰かから出た。
「えっ?!実は…これW奈の好きな色で二人をイメージして作ったんだけど…」とメールが来てかなり焦って頑張ったことを話した。メールした本人は「え〜プレッシャー与えちゃってごめん〜」と謝る。みんなが笑う。
「やっぱり、二人をイメージしても、どうしても私の手にかかっちゃうとアジアンになっちゃうのかなぁ」と私も笑う。花瓶は透明なトロフィーのような形を選んだ。彼は「透明好き」。なのでとても喜んでもらえたので大満足。しかし、私の作った花束は大きすぎてその花瓶に入らなかった…残念。


こんな感じで彼らの家を飾った。


美味しい、そしてお洒落な料理をつまみながら、それぞれの仕事の話や恋愛の話に花が咲く。結婚式に来れなかった友人がいたので、ニューヨークで行った二人だけの結婚式の映像を観ることに。白い壁に映し出し、初めて観る友人が「きゃ〜素敵〜」「え〜これはこれは?」と質問しながらみんなで観て行く。何度観ても素敵な映像だなぁ。二次会で流れていた映像だったので、私たちもあまり観れていなかった映像で楽しかった。私ももう一回くらい海外で結婚式するかななんて思っちゃうくらい素敵だった。そして楽しそうだった。幸せそうだった。


遅くにもう一人来る。そこで、私の誕生日を祝ってくれて有名な※○■△というロールケーキが有名なお店で二人が用意してくれたケーキを食べる。有名だから覚えておこうと思ったのに、しっかり忘れてしまった。濃厚でとても美味しかった。どなたかこの店知ってるかな?


その日はもう一人の友人と急遽彼らの家に泊まることに。次の日は友人は帰り、私は二人とランチ。いろんな話をした。彼女とは結婚を通してさらに仲良くなった気がする。
「それぞれ子どもが生まれてさぁ、うちらが話してると、うちらにそっくりな子どもたちが遊んでるんだよ。それって何だかすごく不思議じゃない?(笑)」と言うと、「nekosiroに似てよく喋る子と、私に似て挙動不審な子なんでしょ〜(爆)」と彼女。うん、それはかなり面白い。実現しようね。


次の日、彼女からメールが。彼が花束を「本当に素敵だね」と写真を沢山撮ってくれたこと。
そして「あんなに、気持ちのこもったお花をいただいたのは初めてで、わたしも感激だよ。」
と書いてあったことが私は本当に嬉しかった。
自分の気持ちが届いたんだなって実感した。
結婚式でブーケを作ってもなかなかお花にこだわらない人だったり、その後みんな忙しくて感想を聞けなかったりすることが多い。毎回気持ちを込めて作っているけれど、今回は特に注文がなく、私のセンスで二人を思って作った花束だったので、彼女の言葉が私の心に響いた。
自分の思いを花束に託せた。
いや、随分沢山話したから、託すも何もないけれど。
とにかく、二人が本当に喜んでくれたことが私を嬉しくさせた。


お幸せにね!!お二人さん。
そして大学時代のメンバーでおばあさんになるまでペチャクチャ話そうね。