うぎゃぁ〜

スーパーであまりにも美味しそうな春キャベツを買って、夫の好きなロールキャベツを作ろうと思っていたが、作る時間がなく3週間近く冷蔵庫の中でキャベツを眠らせてしまった。新鮮で青々としてボリューム満点だったキャベツはシオシオになってしまった。中は大丈夫だろうと一枚ずつ剥いていく。すると4枚剥いたところで変な触感が…「うぎゃぁ〜」思わず叫ぶ。

なんで、あんたがここにいるのよ!!と叫びたかった。ナメクジがくっついていたのだ。触ってしまった〜鳥肌が立つ。(と、ここで居間までダッシュして携帯を持ってきて写真を撮る…笑)冷蔵庫で3週間も冷やされているから死んでいるだろうなぁと思いつつ、そうっと剥く、次にまた出てきたらどうしようと思いつつキャベツを剥いていく。ふと、先ほどのナメクジを見やると角が出てきた!!生きてる!!となるとゴミ箱には捨てられない… そのキャベツを持って庭に出る。必死にキャベツを振り回してもナメクジは落ちない。葉っぱに軽くこすりつけても落ちない。そこで、玄関の横のツツジの丸い葉の上にキャベツごと置いておいた。誰か家を訪ねてきたら「なんだこの家は?」と思われるだろうなぁ思いつつも他の策を考えつかなかった。


キャベツに青虫がついているなら、もっと気持ち悪いが納得がいく。でも、ナメクジは納得がいかない。ナメクジはキャベツを食べるのか?しかも4枚も奥にいたのは何でなんだろう?そしてその生命力のすごさに驚き。


夫が帰ってきた。「玄関にキャベツあるでしょ」「うん。何でこんな所にあるの?」「ナメクジついてない?」「ついてないよ」「じゃあキャベツ持ってきて」
ナメクジは冷蔵庫の中から自然界に自力で帰っていったようだ。めでたしめでたし。