韓国でのこと②

何だか帰ってから結婚式があったり、色々忙しくて韓国でのことを書きたいと思いつつそのままになっていた。


まず、今回の旅のコンセプトは日本が行った侵略戦争の爪跡をしっかりみることが第一だった。そして、韓国の人との交流を通して、日本の中でもきちんと侵略戦争を反省し平和を作るために活動している人間がいることを知ってもらうこと、韓国の美味しい料理と美味しいお酒を楽しむことも大事なテーマだった。


NGOの学生のスタディーツアーにくっついての参加だったが、予想以上に充実した面白い旅になった。


韓国の仁川空港に到着後ナビゲーター役の女子大生の案内でバスに乗ってソウル市内に入る。一日目は「光化門」や「景福宮」などを観る予定。「光化門」は600年の歴史があり、焼失、移転、再建を繰り返し、歴史に翻弄された門でもある。日本による日韓併合時には取り壊されそうになったが、日本の中でも反対運動が起こり移転された。その後朝鮮戦争で焼け落ち石のみになった。それを1968年に再建された。王宮の一番奥には「ミンビ(漢字が出ない)の碑」がある。1895年に日本人を中心とした暴徒数百人が光化門を押し破り王宮になだれ込み、王妃ミンビを暗殺したのだ。ミンビはロシアと外交を結ぼうとしていて、それを阻止するために駐韓日本公使の指示を受けた日本の軍人や公使官員、民間人などによって殺された。ミンビの碑を訪れる日本人観光客は少ないようだ。確かに、そんな歴史を知らない人の方が多いだろうし、歩き方にも書いていないしね。私たちは行くつもりできた。


しかし、まずは腹ごしらえだと言うことで光化門の前を通過し食事どころを探す。



ハングルというのは、どう頑張っても読めない。記号にしか見えない。だから、どの店が食事どころなのかも分からない始末。一軒、外にメニューや写真が出ているところがあり、どうやら焼き肉屋さんだと言うことがわかり、入ることにした。
おばちゃんたちがきりもりしていて、アットホームな感じだった。
韓国特有の、数々の前菜(と言うのかな?)が出てきて、学生一同仰天。「頼んでないけど…」「韓国ではこうやって沢山の前菜が出てくるもんなんだよ〜」しかし、その量と美味しさに私も驚いた。「食べきれなくて申し訳ないね〜」と言った感じだった。
私は冷麺を注文。緑色の麺だった。それをおばちゃんがハサミでザクザクと切ってくれる。
焼き肉料理屋なのに、そう言えば肉を頼まなかった…「旅の中で一度は焼き肉食べようね!」と言っていたが食べれずに終わってしまった。

  


  


食べ終わったらヤクルトが出てきた!!これにはヤクルト大好き人間の私は大喜び!!そして辛いものにやられたみんなも「癒される〜」とか言いながら飲んでいた。


結局その日は、ゆっくりご飯を食べていたら観光できなくなってしまった。それじゃあ近くに日本大使館があるから観ていこうと歩き出す。「ん〜ここら辺のはずなんだけどなぁ…ないねぇ」とナビの子が地図と睨めっこしながら言う。何となしに振り向くと…「あっ日の丸だ!!ここだよ!!ここが日本大使館だよ!」と気付いた私。「あ〜ホントだ!!」どうやら大使館の裏に回ってきてしまったようだ。それにしてもすごい警備。大使館の周りには警察のバスが数台囲み、入り口には10メートルくらいに渉り警察官が立ち並び守っている。ちょっと異様だった。写真を撮ろうとすると、ジェスチャーでダメダメと。他の国の大使館の警備もこんな感じなのだろうか?それともやはり、日本だけ?危険なことが起きる理由をはらんでいるからな。


その後ゲストハウスへ。バックパッカー御用達のゲストハウスのドミトリーを一室とったのでかなり格安に。女性は私を含め二名だったのだが、なんと二名用のドミトリーもあったのでそこを利用することに。シャワーの温度調節がかなり難しく、というか、私の部屋の傍のシャワーは熱湯しか出ず、諦めた。学生たちからは、このゲストハウスはかなり不評で、「もう少し値段を上げていいので良いところに泊まりたいです」と言われてしまった(笑)私は充分だったんだけどね〜 しかし、ここに泊まったおかげで次の朝素晴らしい体験をすることになる… 次回のブログを好ご期待!!