最近観た映画の感想など
「シービスケット」
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2005/07/06
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1929年の世界恐慌の時代の競馬の話。「競馬」というと私はあまり良いイメージがないので、この映画にも期待していなかった。が…2回も観てしまった。何だか今の自分に言われているようなそんな台詞が出てきたり、自分がどう生きようかと考えさせられたりした。
競走馬で足を骨折した馬を殺そうとするが、それをもらいうけ、治療する調教師。何故その馬を治療するのかと聞かれた時に、「どんな馬でも役に立つ。」「ちょっとケガして、それで命あるものを殺すことはない。」と言うんだな。その言葉が人間に対しても言われる。「ちょっとケガしてそれで命あるものを殺すことはない。」というのは、今の世の中の中で非常に重要な考え方の気がする。「どんな人間だって役に立つ」という自己肯定感を持ちずらい社会。自分なんて必要ないんじゃないかと思わされてしまう社会。自殺者の数は年々増加している。失敗だって、間違えだって、人との違いだって、それでいいじゃないか。その事で、その人を否定してしまうのではなくて、そう言う部分も含めてその人を認める、生かしていくことが大事なんじゃないだろうか。そう思わされた。私もいま「ケガ」をしている。そんな自分を責める時もある。でも、そうじゃないよと言われた気がした。
主人公というか、主馬公のシービスケットが試験的に走ってみるとジグザグに走る。それを見て調教師が「馬場を回りすぎて、どっちへ走るのか方向感覚がなくなっている。」「もう一度“馬“に戻さにゃ」と言う。その後、とても綺麗な紅葉の中を自由に走り抜けるんだが、このシーンでも考えさせられた。私たちも、学校教育の中で同じことの反復や暗記をさせられ、自ら考え、道を決め行動する力がなくなってきている気がする。人間としての力が。だから、今、私たち自身が自分らしく、人間らしく生きていくために自由に走り出すことが必要だ。
不景気の時代の中で人々は、小さい体ながらも走り続け勝利し続けるシービスケットへの思いを強くしていく。そこで馬主が言う。皆さんはシービスケットの「へこたれない根性を見込んだ。」「人生でもレースでも。」「誰にでも負ける時はある。」「その時、引き下がるか闘うか」負けた時、その時にどうするのか。私は彼らのように、へこたれず、闘っていきたい。人生の中で負けることは沢山あるかもしれないけれど、その負けを自分のものにして前に進んでいきたい。そんな風に思える映画だった。
「ENOUGH」
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 発売日: 2006/03/29
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レストランでウェイトレスをする女性がレストランで男性と出会い、恋に落ち、結婚し、子どもが産まれ、幸せな家庭を築いた。…はずだった。実はとんでもない男で、結婚生活の破局どころか、命の危険もせまってきた。どうする彼女。なんか、ラストは「おーい、そんなことしちゃっていいんかい?」っていうラストだったけれど、無難にまとまっていた。ちょびっとハラハラドキドキするくらいかな。
こんな感想でいいのだろうか…
そうだ、まともな感想→女性が自分の仕事を持って経済的に夫から自立していると言うことは大事だなと思った。
「ぼくは怖くない」
- 出版社/メーカー: パンド
- 発売日: 2004/08/06
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70年代のイタリアを舞台にした物語。主人公の少年はある日、穴の中に鎖でつながれた少年をみつける。そして大人たちの会話を聞いてしまう。
内容としては、そんなにたいしたことはないが、金色の麦畑を子どもたちが走り回る姿が印象的で、映像が綺麗だった。監督もそこを意識したらしい。また、子どもの目線でのカメラワークを試みたようだ。子どもが出る映画はそれだけで得点をえている気がする。
「ON THE WAR」 映画館で観てきた。
感想はまた明日。夫は大絶賛。
これから観る映画
「THE LIFE of DAVID GALE」