友人

昨日の夜、友人が我が家に泊まりに来た。私は夕方から一人大掃除。最近掃除をさぼっていたので、結構大変だった。私は掃除が嫌いだが、やり出すと止まらなくなる性質があって、ハッと気付くと3時間経っているとかザラだ。(そんなにかかるほど汚いのか…汗)その結果、掃除に集中してしまって疲れ切ってしまうのだ。昨日もそのパターン。だが、意外と早く掃除が終わったので小休止しながら、友人とどんなことを話そうかな〜など考える。友人は職場の部署が変わったばかりでかなりお疲れとのこと。それならば!と掃除した部屋に少し手を加えて、癒し空間にすることに。部屋のライトをこれだけにして↓

                   

蝋燭を灯すことにした。↓ そして「SAKURA」というお香をたく。↓
 

そして、手にハサミを持ち庭へ。寒い中元気に咲いている花を一輪、生い茂っている葉も一本頂く。そして生ける。この籠は実は私の手作りなのだが、なかなか洋花を入れても、和風に決まる。冬ごもりしている感じで、花の黄色が温かみを出している。多分、友人は花には気付かなかったろうが、それでもいいのだ。私の、もてなしたいという、くつろいでもらいたい、ホッとして欲しいと言う心意気、心遣いなのだから。

         


彼女は我が家に入るなり、「わーいいかんじー」「なんだか素敵な旅館みたい〜」と喜んでくれた。
本当は料理も作ろうと思っていたのだが、掃除で疲れてしまい、ピザを取らない?と提案すると彼女も夫も賛成してくれたので楽チンだった。彼女がサラダと「美味しそうな海苔巻きがあったの〜」と太巻きを買ってきてくれ、夫が私の要望で外国産ビールを買ってきた。「私の飲んだことないビールにしてね!」などと夫が知るよしもないことを無理に注文する。
さてご飯を食べながら、ゆったりと話しましょ〜と始まった。

最初に飲んだビールはベルギーの発泡酒で「ヒューガルデン・禁断の果実」という題名がついていた。確かにアダムとイブの悩殺ラベルが!

 

原材料を今見たら、オレンジピールコリアンダーが入っていた!何故にコリアンダー?ちょっと驚き。味は深みがあってコクもありなかなか美味しかった。外国産のビールは結構発泡酒が多い。日本の発泡酒とは全然異なる旨さだ。

前回紹介したベルギーの青リンゴビール「ニュートン」も夫に飲ませたくて買ってきてもらった。お酒が飲めない彼でも、これならいけるのではないかと。ダメでした…しかも彼女も飲んだ瞬間「うぇっなんだこりゃ!」と言う始末。うん。確かにね、ビールだと思って飲むとまずいよね。リンゴサワーとして飲めば結構いけるんだけどね。
新顔としてはメキシコの「ソル」とイタリアの「ペローニ・ナストロアズーロ」、定番のアイルランドビール「ギネス」ギネスは苦みがありすぎてあまり好きではない。

  

今回ベルギーのビールで気付いたのだが「ヒューガルデン」にも、最近一人で飲んだベルギービールにも同じ紋章が付いていた。最近飲んだものには瓶にまで刻印されていて、かなり素敵だった。ベルギーの古くから伝わる物なのだろうか。気になる…

  


なんだか、また飲んだビール紹介で終わりそうになってしまった…危ない危ない。
友人とゆっくり話すのは久々で嬉しかった。いま、みんな仕事が忙しい中で、ゆっくりとお互いの生き方や悩みや喜びを語り合う時間が極端に少なくなってきていると思う。本来、人間は家族や友人との時間を持ててこそ、人生が豊かになるし、仕事も頑張れるのだ。8時間労働制は睡眠時間8時間と、仕事の時間8時間と、それ以外のための時間8時間を保障するために労働者の闘いで勝ち取られた権利だ。「それ以外のための時間」というのは本当に大切だと思う。欧米では労働時間の削減が行われている。一方で日本では長時間過密労働が推進されている。世界の流れとは逆の方向に向かう日本。ゆとりのない生活では良い仕事もできない。日本政府がきちんと規制をしていくべきだと思う。


今日は朝から用事があった彼女は私がぐーすか寝ているうちに家を出た。起きてみると机の上に書き置きが。「久しぶりにmiyaMoto(夫)とnekosiroちゃん二人と話せて、すーごくリラックスして楽しかったよ。とても居心地が良かったので、ちょくちょく遊びに来るね。」とのこと。彼女が喜んでくれて良かった良かった。友人というものは何物にも代え難い大切なものだと思う。嬉しかった時、悲しかった時、励まして欲しい時、バカ話をしたい時、淋しい時、語り合ったり、寄り添っていてくれる友人がいると言うことはとてもとても素敵なことだと思うのだ。そんな友人を大切にしていきたいし、そんな友人が増えていくといいなぁと思う。