毎日新聞の記事より


http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1218601/detail?rd

[労災申請]「仕事が原因で精神障害」過去最多を更新


 仕事が原因でうつ病心的外傷後ストレス障害(PTSD)などの精神障害を発症したとして、昨年度中に労働基準監督署へ提出された労災申請は全国で524件(前年度比17%増)に上り、過去最多を更新したことが17日、厚生労働省のまとめで分かった。認定も過去最多の130人(同20%増)で、うち自殺は45人。同省は「依然として、職場環境が厳しいことを反映した」と分析している。

 認定された人を世代別にみると、30代が53人(前年度比13人増)で最も多く、▽40代31人(同10人増)▽20代以下26人(同1人増)▽50代16人(同3人減)▽60代以上4人(同1人増)だった。業種別では、製造業、建設業、卸売・小売業、医療・福祉が目立ち、職種別では、専門技術職、技能職が多かった。


 過労による脳・心臓疾患の労災申請は816人(前年度比10%増)で、労災認定されたのは294人(同6%減)。


 過労死弁護団全国連絡会議の幹事長を務める川人博弁護士は「精神障害の労災申請は、長時間労働を原因とする場合は認定されるようになってきたが、いじめや嫌がらせの場合は認定されにくい。職場でのハラスメントによる健康被害を重視してほしい」と話す。


 同連絡会議は18日午前10時〜午後3時、「労働ストレス・過労死・過労自殺110番」(03・3813・3200)を開設する。【大石雅康】

人間が人間らしく生きられる社会をつくりたい。