強く生きること   

映画「天上草原」を観た。内モンゴルの大草原で生きる人間たちの絆の話。 固く閉ざされた少年の心を美しいモンゴルの大地と草原に生きる人々が開いていく。
モンゴルの草原の草は霜にやられてダメになっても、火に焼かれてだめになっても、春になればまた根から生えてくるというようなフレーズがあった。私もへこたれても、へこたれても、起き上がって生きていきたい。
映画が終わった後に、なんと馬頭琴と歌のミニコンサートと文化の説明があった。馬頭琴は二本の弦からなっていて細いほうは白い馬の尻尾の毛90本、太いほうは120本が束ねられている。音色はバイオリンに似ている。文化の説明も面白かった。モンゴルの人が履いている靴の先が何故あがっているか?(写真)馬に乗りやすいためもあるが、モンゴルの老人がいうには、草原は牛や馬など家畜の餌の蓄積。その草を傷つけないようにだそうだ。自然とともに生きている感じがする。

「この曲を聞きながらモンゴルの大草原を馬で疾走しているところを想像してみてください」と解説者。曲の緩急にあわせて私の想像も、草原を駆け抜けたり小川を渡ったり。とてもリラックスできた時間だった。
東京都写真美術館ホール(恵比寿ガーデンプレイス内)にてやってます!